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眉間のシワが深くなった!眉間のシワは改善できるの?
2017.04.04  更新:17.12.26

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老けて見える眉間のシワは、2つのシワによって作られたものだった!

年齢を重ねると、顔のあちこちで気になり始めるシワ。
その中でも、眉間のシワは顔の中でも目につきやすく、気になるという人も多いのではないでしょうか。最初は上を向いたときやぎゅっと目をつぶったときだけにできていた浅いシワが、だんだん深く刻まれていき、そのうち表情を変えなくても常に存在するようになっていく…それが眉間のシワです。

眉間に限らず、浅いうちのシワは改善が期待できますが、深く刻まれてしまったシワについてはなかなか改善することができなくなってしまいます。気づいたら深いシワになっていた…ということを避けるためにも、今回は眉間のシワのメカニズムや予防方法についてご紹介します。

シワには種類があった!3つのシワの種類とは?
シワとは皮膚に刻まれた溝のことですが、シワにもいくつか種類があることはご存知でしょうか。

まず1つ目は 「ちりめんジワ」。
ちりめんジワは主に乾燥が原因になります。皮膚が乾燥することで、肌の柔軟性がなくなり、細かいシワができてしまうのです。ちりめんジワは溝が浅く細かいのが特徴で、「小ジワ」とも呼ばれます。

2つ目は「表情ジワ」。
その名の通り、特定の表情を作ったときにできるシワのことで、例えば目尻の場合は笑ったときなどの表情によって線状に溝ができます。

そして最後は「真皮シワ」。
真皮は皮膚の構造において表皮の下に位置し、コラーゲンやエラスチンなどによって肌の弾力を保つ役割を担っている部位になります。弾力に富んだ理想的な皮膚は、表情の変化による皮膚の変形にも柔軟に対応し、変形した状態から速やかに元に戻ることができます。そのため、ふっくらとした弾力のある肌はシワが作られるのを防ぐごとができるのです。

しかし、20代から少しずつ弾力性は低下し、それに伴って変形からなかなか回復できなくなってきます。そうやってできるシワが「真皮シワ」です。時間の経過と共に少しずつできるため、ちりめんジワや表面ジワと比べてできるまでに時間は掛かります。しかしその反面、一度、真皮シワができてしまうと定着してしまいシワを改善するのが難しくなってしまうのです。

こんな顔ばっかりしてたらシワが固定されちゃう!?

眉間のシワの種類は、どんなシワ?
紹介した3つのシワのうち、眉間のシワは「表情ジワ」「真皮シワ」になります。表情ジワ・真皮シワの両方が原因になっている人が大半で、厳密にどちらのシワかを判別することは難しいものです。

ちりめんジワの場合は、乾燥が原因なため、保湿することで改善することが多いのですが、そういうわけにいかないのが表情ジワと真皮シワ。
眉間にシワができる原因でもある、この2つのシワについてさらに詳しく見てみましょう。

表情ジワと真皮シワが作られる原因とは?

眉間のシワには、表情の変化やクセによって作られる「表情ジワ」と、加齢に伴う皮膚の弾力性の低下によって作られる「真皮シワ」があるということをご紹介しました。それでは、それぞれのシワが作られる原因について、さらに詳しくご紹介していきます。

こんなクセない?何気ないクセが作る表情ジワ
表情ジワについては、個人の表情のクセによってできることがほとんどです。その例をいくつか挙げますので、自分にあてはまる項目があるかチェックしてみましょう。

<こんなときに眉間に力は入っていませんか?>
・遠くのものや細かい文字などを見るとき
・困ったことやストレスを感じることがあるとき
・デスクワークや作業に没頭しているとき
・考えごとのとき

上記のようなシチュエーションで、眉間に力を入れてしまうことが多いですよね。
眉間のシワは人によっては不機嫌なのかな、という印象を与えるだけでなく、老けて見えてしまいます。視力が最近低下していると感じるときは早めに眼科を受診してメガネを作る、度数を変更するなどの対応が必要です。

たるみが作る表情ジワとは?
たるみも表情ジワの原因となります。
加齢によって肌がたるみ、弾力性が低下すると、表情に柔軟性がなくなってしまいます。すると、以前よりも特定の表情を作る際により皮膚を動かさなくてはいけなくなり、表情ジワができやすくなってしまうのです。

このことは眉間の表情ジワだけでなく、おでこのシワなど他の表情ジワにもあてはまります。分かりやすい例で言うと、上の方向を見るときに、たるみがあるとよりおでこや眉間に力を入れて皮膚を動かさないといけなくなります。

一度、上の方向を見てチェックしてみてください。以前よりも力が掛かる、あるいは実際にシワができやすくなっているのであれば、たるみが進行しているかもしれませんね。

たるみも真皮シワも、肌の弾力性の低下が問題!
たるみは厳密にはシワとは異なるものですが、眉間のシワの原因である「真皮シワ」もたるみも、肌の弾力性の低下によってできるという点では共通しています。

弾力性を作るのは真皮のコラーゲンやエラスチンといった細胞で、年齢を重ねるにつれて、その質も量も徐々に低下してきます。コラーゲンは簡単に言うと、肌の骨格にあたり、肌にハリをもたらします。エラスチンはコラーゲンをつなぐネットワークのようなもので、この2つが互いに支え合うことで、肌の弾力性をもたらし、さらにそれを埋めるようにヒアルロン酸が存在し、柔軟性やうるおいをもたらしています。

これらはいずれもタンパク質で、様々なダメージによって変性してしまい、変性したコラーゲンなどのタンパク質は、もろく壊れやすい特徴があるのです。いつまでも、弾力性のある肌を目指すためにも、コラーゲンなどのタンパク質がダメージを受けないようにすることが大切ということですね。

エラスチンとコラーゲンを破壊する2つのダメージに注意!

真皮シワやたるみを作らせないためには、エラスチンやコラーゲンといったタンパク質が重要ということが分かりましたが、これらを守るためにはどのようなことに注意をすればいいのでしょうか?

紫外線による光老化が、ダメージを促進!
最もダメージを与えるのは「紫外線」です。
紫外線には波長によってUVA・UVB・UVCというものがあります。 シミや日焼けをもたらすのはUVBで、肌の比較的表面の細胞にダメージを与えます。

「紫外線=シミ」と考えている人もいらっしゃるかもしれませんが、実は非常に厄介なのはUVAで、老化の原因となります。UVAはUVBよりも深く真皮層まで到達するため、真皮に存在するコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質の細胞にダメージを与え、変性させてしまうのです。

この紫外線による肌の老化を「光老化」といい、皮膚科学会でも啓蒙運動を積極的に行っています。紫外線の他に、皮膚の細胞に外部からダメージを与えるものに、大気汚染や肌に付着した汚れ、乾燥、タバコなどが挙げられます。

糖化が、老け顔を作る!?
そして、最近注目を集めているのは肌の「糖化」によるダメージです。
糖化とは、身体の中の余分な糖がタンパク質と結びつき、老化物質を作ってしまう現象のこと。この糖化反応によって作られた「AGE(advanced glycation end products)という老化物質は、コラーゲンなどのタンパク質の変性によって肌の弾力を低下させることが分かっています。

糖化反応は紫外線などによる酸化ストレスに伴ってもたらされますが、それだけではありません。老化物質AGEは、身体の中で作られるAGE(7割)と、たばこや食事に含まれるAGE(3割)に分かれます。いずれも食生活を始め、普段の生活習慣と密接に関係してきます。

注意していただきたいことは、皮膚コラーゲンの半減期は約15年と、他のタンパク質と比較して圧倒的に長いという点です。(※)皮膚コラーゲンの入れ替わりには、長い時間が掛かるため、早めの予防・対策がいかに重要になってくるかということが分かりますね。

※出典:Verzijl N. et al.「Effect of collagen turnover on the accumulation of advanced glycation end products.」J.Biol.Chem

眉間のシワがこれ以上深くなるのを予防しよう!

それでは、眉間のシワに対して具体的にどのようなケアが必要なのでしょうか。表情ジワと真皮シワ、それぞれのケア方法についてご紹介します。

表情ジワの改善方法とは?
表情ジワに対するアプローチですが、前述のように視力が低下している方はメガネを作ったり度数を合わせたりすることが必要です。また、ヘッドスパや頭皮マッサージは、効果は一時的ではありますが頭の筋肉の緊張をほぐしてくれます。

皮膚は頭から顔にかけてつながっていますので、筋肉の緊張がほぐれて血行が改善すると、眉間など顔の緊張もほぐれることが期待できます。ヘッドスパなどはリラックス効果も高く、ストレスを改善することで表情ジワを防ぐことにもなります。

自宅で洗髪する際、血行をよくするように頭皮をマッサージすることももちろん有効なのですが、自分ではなく他の人にやってもらうことにリラックス効果がもたらされるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

真皮シワのケア方法とは?
次に、真皮シワに対するアプローチ。
まず、紫外線対策は言うまでもありませんね。最近では飲むタイプの日焼け止めもありますが、一般的に日焼け止めクリームが基本のケアになると思います。

ちなみに、日焼け止めクリームにはSPFとPAの2種類が表記してあり、数字で書いてあるものがSPFで、+の数で書いてあるものがPAです。主に日焼けやシミをもたらすUVBはSPF 、光老化によるシワやたるみの原因になるUVAはPAがそれぞれ対応します。

基本的にSPFもPAも、数字が大きい方が紫外線のブロック効果が高いわけですが、日本ではSPFについてはSPF50、PAについては++++が最高値です。 日焼け止めクリームは2種類手元にあれば十分。

SPF40以上かつPA+++〜++++
5~8月の紫外線量が高い季節、または海などのレジャー、屋外でのアクティビティ

SPF15〜40かつPA++〜+++
5~8月以外で普段の日常生活(散歩、通勤・通学、買い物など)

化粧をする場合、ほとんどの人がファンデーションの前に化粧下地を使われていると思います。一度、使用している化粧下地のSPF・PA表示を確認してみてください。多くの化粧下地はSPF15~40かつPA++~+++程度の日焼け止めが含まれていると思います。 表示がそうであれば強い方の日焼け止めを買い足すだけでいいことになりますね。

紫外線ダメージの回復には睡眠が最適
日中に受けた紫外線などのダメージは睡眠ときに修復されます。睡眠中に分泌される「成長ホルモン」が関係するためです。そのため、質の高い睡眠を取ることも大切です。毎日決まった時間に寝る習慣をつける、睡眠の環境(寝間着や枕など)を整えることで睡眠の質は改善されるので、一度見直してみましょう。

また、タバコも真皮シワには悪い影響を与えます。タバコは細胞を酸化させるだけでなく糖化ももたらすので、禁煙を心がけることをおすすめします。

糖化を防ぐためにも、食生活を見直そう
糖化を左右する食生活の見直しも非常に大切。老化物質AGEをためやすい食事には以下のようなものがあります。該当するかチェックしてみましょう。

・生野菜をほとんど食べない
・脂っぽいもの(揚げ物や焼き肉など)を食べる傾向がある
・加工食品が多い(弁当、レトルト食品、インスタント食品など)

つい「糖化」というと、スイーツなどの甘いものだけが悪者だと考えられがちです。確かに甘いものはAGEを増やす原因ではあるのですが、実はそれ以外にファーストフードやどんぶり、ラーメンなども要注意であることは、あまり知られていないのでぜひ覚えておきましょう。

以外な落とし穴…果物の摂りすぎに注意!?
もう1点、注意していただきたいのが果物です。
果物はヘルシーで美容にもいい、とうイメージが強いですが、実は果物に多く含まれている「果糖」は、白砂糖などの「ブドウ糖」とカロリーは同じでも、約10倍AGEを作りやすいということが分かっています。(※)

※出典:山岸 昌一著「老けたくなければファーストフードを食べるな 老化物質AGEの正体 (PHP新書)」

つまり、果物は摂りすぎると老化の原因になってしまうということ。果糖は冷やすと甘みが増す性質があり、 例えばブドウ・梨・りんご・ビワなどが、果糖が特に多く含まれています。反対に柑橘類やベリー類は比較的果糖は少ない果物。ベリー類はフィセチンというアンチAGE作用をもつ抗酸化成分が豊富に含まれているため、アンチエイジングにはおすすめです。

コラーゲンの生成にはホルモンバランスがポイント
加齢によって減っていくコラーゲンの生成を助けるために、ホルモンバランスを整えることも大切です。女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」は、血流をよくしたり真皮のコラーゲンを増やしたりと、いわば「美肌ホルモン」としての働きがあります。

身体から分泌される本来のエストロゲンと比較するとうんと少ないのですが、大豆などに多く含まれる、イソフラボンなどの「フィトエストロゲン」は、エストロゲンと構造が非常に似ており、同じように機能することでシワやたるみの改善に効果があると言われています。

ちなみに、「フィトエストロゲン」にはイソフラボン他に、フラックスシードやベリー類に多く含まれるリグナン、スプラウト類に含まれるクメスタン、ナッツや赤ワインに含まれるレスベラトロールに代表されるスチルベンがあります。上手に普段の食事に取り入れてみましょう。

シワが気になる方におすすめなのが、レチノール
最近ではレチノールが配合されている化粧品が増えてきました。
レチノールはビタミンAの一種で、皮膚のターンオーバーを促してコラーゲンやヒアルロン酸を生成すると言われています。

セルフケアでも改善されない深いシワは、美容クリニックやエステなど、専門家に相談してみましょう。

気が付いたら、刻まれていた眉間のシワ。
実は一度できてしまうと簡単には改善できない…ということをご理解いただけたでしょうか?シワのケア方法で最も有効なのは「シワを作らない」ということ。今回ご紹介した、紫外線対策や食生活の見直しを、早速今日から取り組んで、これ以上、眉間のシワを進行させないようにしましょう。

なかなか肌トラブルが改善しないなら、血行の改善を!

肌トラブルの原因は様々ですが、肌表面だけをケアしてもなかなか改善しない頑固なお悩みには「血行改善」がおすすめです。

「血行」と聞くと、肩こりの改善?…と思うかもしれませんが、身体の血流をスムーズにするということは、女性の健康と美容にとても大きな影響を与えているんです。

血管を流れる血液は、酸素や栄養素を運んで各細胞に届けたり、不要になった老廃物を回収しています。この流れが滞ると、肌荒れやくすみ、シミ、しわなどの原因になる場合があります。

さらに、血行は肌だけではなく、ダイエットにも深い関係が!
血流の流れが悪くなることで、身体が冷えやすくなったり、基礎代謝量が低下してしまうことも。基礎代謝とは、身体を動かしたりせず、何もしなくても使用するエネルギーのこと。つまり、基礎代謝量が高ければ高いほど、やせやすい体質になれるのです。

若々しい肌づくりのためには、若々しいボディづくりが重要!そのためには、半身浴やウォーキングなどを取り入れ血行を促進したり、食事内容の改善をすることをおすすめします。

エステでも美肌づくりのためにボディコースを始める方もいるほど、身体と肌の関係は深いのです。特に肌荒れと同時に冷えや肩こり、疲れなどが改善しない人は一度エステのボディコースを体験してみてもいいかもしれません。

血巡りを整えながら、合計-8cmやせを体験しよう!

眉間に力が入っていると、老けて見えるだけでなく暗い印象に!シワを作らないためにも、いつでもスマイルを!

執筆:皮膚科医 小林 智子
「ドクターレシピ」にて医師が監修するレシピを紹介。自身の経験を活かして、スキンケアをお手伝いいたします。
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