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おでこのシワが深くなった!おでこのシワは改善できるの?
2017.04.04  更新:18.01.24

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一度できると改善が難しい、おでこのシワ

いつのまにか、おでこにシワができてしまうようになった、考えごとをした後におでこにシワがそのまま刻まれていた…そんな経験ありませんか?おでこにシワがあると不機嫌そうに見えたり、老けて見えたりしますよね。あまりよい印象を持たれることはないかもしれません。

最初は上を向いたときなど、表情によって見えていた程度の浅いシワだったのが、年齢を重ねるにつれて、だんだん深くおでこに刻まれていきます。そして気がついたら、何もしなくても常におでこにシワができている状態になってしまうのです。

おでこのシワ、いつの間に!?

深いシワは改善するのが難しい?
困ったことに、一度深く刻まれてしまったシワは、なかなか改善することができません。「気がついたら深いシワになっていた」ということを避けるためにも、今回はおでこのシワのメカニズムや予防方法についてご紹介しましょう。

おでこのシワはなぜできるの?

シワは大きく2種類に分かれる
そもそも、なぜシワができるのでしょうか。
シワの定義は「皮膚に刻まれた溝」です。皮膚は表面から、以下のように3つの層に分かれています。

<皮膚の種類>
・表皮
・真皮
・皮下脂肪

シワは、その溝の深さによって、以下のように大きく2種類に分かれています。

<シワの種類>
・表皮にできる浅いシワ
・真皮にできる深いシワ

おでこにできる深いシワは真皮のシワ
おでこの深いシワは、真皮にできるシワです。真皮とは皮膚の構造において表皮の下にあり、コラーゲンやエラスチンなどのタンパク質によって、肌の弾力を保つ役割を担っている部位になります。

つまり、おでこに深いシワができる原因には、コラーゲンなどのタンパク質が大きく関わっていると言えるでしょう。

表情ジワが深くなって真皮シワになる
深く刻まれたおでこの真皮シワは、急にできるものではありません。最初は表情の変化のときにだけできるのです。年齢に関係なく、若い方でも上を向いたときや顔をしかめたときなど、特定の表情をしたときにおでこのシワができます。このようなシワは「表情ジワ」と呼ばれます。

おでこだけでなく、笑ったときにできる目尻のシワや、目をぎゅっとつぶったときにできる眉間のシワも、表情ジワに当てはまります。

表情ジワは、もともとは一過性のシワですが、皮膚に溝が刻まれるにつれて定着し、「真皮シワ」に発展します。では、表情ジワと真皮シワについて、さらに詳しく説明しましょう。

表情ジワは表情の癖でできる
表情ジワは、表情の癖によって作られます。

<表情ジワになりやすい表情の癖>
・瞬きするときに目を見開く
・細かい文字を見るときに目を細める
・仕事や作業中など集中しているときに、おでこに力を入れる
・無意識にしかめっ面をする

特に、頭皮からつながっている皮膚が加齢によって全体的に垂れ下がってくると、まぶたも垂れて、いわゆる「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という状態になります。すると、今まで以上に目を開くときに力が必要となり、無意識におでこに力を入れて目を見開くような癖がついてしまいます。それが原因で、おでこにシワができることが多いようです。

ご自分でも、鏡の前でおでこに力を入れたり緩めたりして、シワのでき方に変化があるかどうか確認してみてください。また、シワができるという方は特にどのような表情のときにシワができるかチェックしてみましょう。

真皮のシワができやすくなる原因とは?

加齢による肌の弾力の減少
若いときの皮膚は弾力に富んでいるため、表情による変形に柔軟に対応でき、変形した状態から速やかに回復することが可能です。

そのため、シワができてもそれは一過性のシワに過ぎません。しかし、20代から少しずつ皮膚の弾力性が低下し、それに伴って変形からなかなか回復できなくなってきます。そうしてできるシワが真皮のシワです。

コラーゲンやエラスチンの減少
コラーゲンやエラスチンは、加齢によって量が減少していきます。コラーゲンのもとである「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」の産生が減るためです。線維芽細胞(せんいがさいぼう)は、肌のハリやツヤを維持する上で大切な細胞です。

また、コラーゲンを分解する「コラゲナーゼ」という物質が過剰に産生されるため、どんどんコラーゲンの量は減ってしまいます。量だけでなく、コラーゲンなどのタンパク質の「質」も、様々な原因によって低下します。

紫外線によるダメージ
コラーゲンが減少する原因のひとつは「紫外線」です。紫外線には波長によってUVA、UVB、UVCがありますが、シミや日焼けをもたらすのはUVBで、老化の原因となるのはUVAです。

UVAはUVBよりも深く真皮層まで到達するため、真皮に存在するコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質の細胞にダメージを与え、性質を変えてしまいます。

紫外線による肌の老化のことを「光老化」といい、最近は光老化の重要性が認識され始めています。実際、日本人女性は海外の中でも紫外線対策を行っている方が多く、紫外線によるダメージについては以前と比べると低下してきている印象です。

糖化によるダメージ
そして「糖化」によるダメージも、ここ近年で注目を集めています。糖化とは、体の中の余分な糖がタンパク質と結びつき、老化物質を作ってしまう現象です。

この糖化反応によって作られた「AGE(advanced glycation end products)という老化物質は、コラーゲンなどのタンパク質の変性によって肌の弾力を低下させることが分かっています。それだけでなく、AGEは細胞に炎症をもたらし、周りの組織に障害を引き起こします。

老化物質AGEは、体の中で作られるAGE(7割)と、タバコや食事に含まれるAGE(3割)に分かれると言われています。いずれも食生活を始め、普段の生活習慣と密接に関係しているということですね。

糖化によるダメージについては、まだあまり知られていないのが現状です。コラーゲンは半減期が約15年と長いため、一度ダメージを受けて変性してしまうと、取り返しがつかないことになります。(※1)早めの対策が重要になります。

※1 出典:Verzijl N. et al.「Effect of collagen turnover on the accumulation of advanced glycation end products.」J.Biol.Chem

おでこのシワの予防方法とは?

それでは、おでこのシワを予防するには、具体的にどのような対策が必要なのでしょうか。

表情ジワを予防するには
まずは、真皮ジワになる前の表情ジワを予防することが大切です。

表情の癖に気をつける
まず、表情ジワに対しては、シワができる表情の癖を把握し、力が入らないように普段から気をつけましょう。仕事中に考えごとをしておでこに力が入っていたり、メガネの度が合っていないために、目を細めるような表情をしていませんか?

このような表情の癖が、おでこの表情ジワへと繋がっていきます。自分の表情の癖を見直してみましょう。

ヘッドスパや頭皮マッサージでおでこにリラックス
ヘッドスパや頭皮マッサージの効果は、一時的ですが頭の筋肉の緊張をほぐします。そのため、おでこに無意識に力が入りやすい方に効果が期待できます。また、頭の筋肉の緊張がほぐれるので血行も良くなるという効果にも期待できます。リラックス効果も高いので、ストレスを改善でき、固まりがちな表情ジワを防ぐことができます。おでこのシワだけでなく、眉間のシワなどにも効果があるでしょう。

なかなかヘッドスパや頭皮マッサージに行く時間がないという人は、自宅で髪を洗うときに、少し頭皮をマッサージしながら洗ってみるのもオススメです。

また、デスクワークなどで目を酷使すると、おでこに力が入りがちに。目薬やアイスチーマーなど、自分にあった目のケアを見つけましょう。

真皮シワを予防するには
前述のとおり、真皮シワは、表皮の下にできる深いシワです。そのため、体の内側から予防をしていく必要があります。

紫外線対策をする
真皮シワに対しては、紫外線対策が最も重要です 。最近では、飲むタイプの日焼け止めもありますが、主にUVAのカバー率についてはまだ明らかになっていません。そのため、飲むタイプだけでなく、日焼け止めクリームも併用した方がよいでしょう。

化粧をされるほとんどの方は、ファンデーションの前に化粧下地を使われていると思いますが、一度、ご自分の化粧下地のSPF・PA表示を確認してみましょう。SPFとPAの2種類が表記してあり、数字で書いてあるものがSPFで、+の数で書いてあるものがPAです。

主に日焼けやシミをもたらすUVBはSPF、光老化によるシワやたるみの原因になるUVAはPAがそれぞれ対応します。

化粧下地はSPF15~40かつPA++~+++程度の日焼け止めが含まれている場合が多いですが、夏場やレジャーのときにはSPF40以上かつPA+++~++++のものが必要です。

活性酸素を除去する
タバコや紫外線は細胞の酵素分子を刺激して「活性酸素」を作り出します。そのため、禁煙も非常に重要な予防方法です。

また、活性酸素は老化の大きな原因になるため、活性酸素を無効にする「抗酸化物質」を意識して取り入れることが大切です。抗酸化作用が認められている栄養素には、以下のようなものがあります。

<抗酸化作用が認められている栄養素>
・ビタミンエース(ACE):カロテノイド、ビタミンC、ビタミンE
・ポリフェノール
・オメガ3

注目すべきはオメガ3で、生活習慣病などに効果がある「良質な油」として最近人気の脂質のひとつです。オメガ3はサーモンや青魚、また亜麻仁油やえごま油などに多く含まれています。亜麻仁油やえごま油は酸化しやすいため、ドレッシングなど生の状態で摂り入れるとよいでしょう。

糖化によるダメージを予防
紫外線やタバコは細胞を酸化させるだけでなく、糖化ももたらします。糖化対策には運動や禁煙も大切ですが、実は食生活が非常に重要なのです。知らぬまに老化物質AGEを溜めやすい食事をしていませんか?

<老化物質AGEを溜めやすい食事>
・生野菜をほとんど食べない
・脂っぽいもの(揚げ物や焼き肉など)を食べる傾向がある
・加工食品が多い(弁当、レトルト食品、インスタント食品など)

食物繊維を積極的に摂取
野菜だけでなく、食物繊維も積極的に摂りたい食材です。食物繊維は血糖値の上昇を抑える効果や、腸内環境を整える効果があります。

オススメは、わかめや昆布などの海草類やしいたけなどのキノコ類です。いずれもサラダや炒め物に摂り入れやすい食材です。野菜と食物繊維は、食事の中でも特に最初に食べるとAGEはより作られにくくなります。

また、何を食べるかだけでなく、どのように食べるかも大切です。具体的には、揚げる、焼くなどの調理方法はAGEが発生しやすく、反対に蒸したり茹でたりするとAGEは少なくなります。同じ鶏もも肉でも、唐揚げの場合では水炊きの約10倍AGEが高くなります。(※2)揚げものや、焼いたりしてできたコゲには特にAGEが多いので注意です。

※2 出典:AGE測定推進協会「AGE(終末糖化産物)の多い食品・少ない食品」

質の高い睡眠を取る
シワ予防には、睡眠が非常に大切です。
睡眠は、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」が、日中に受けた紫外線などのダメージを修復してくれます。そのため、質の良い睡眠を取ることが大切です。

睡眠が慢性的に不足しがちの人の中には、週末に寝だめをする習慣があるかもしれません。しかし、いくら寝だめをしても睡眠不足を補うことはできません。かえって生活習慣病のリスクが増えるなど、身体にマイナスになってしまうことが報告されています。あくまで睡眠は一日のサイクルで取るようにしましょう。

質の良い睡眠を取るためには、毎日同じ時間帯にベッドに入り、睡眠のリズムを作ることが大切です。また、寝る前にスマートフォンを使用すると、ブルーライトを浴びてしまい目が冴えて眠れなくなることがあります。どうしても寝る前にスマートフォンを使用したいときは、画面の明るさを調節し、最小限の使用にとどめましょう。

できてしまった深いおでこのシワは改善することができないため、シワができないように予防することが大切です。おでこに深いシワができないように、ご紹介した予防方法を行ってくださいね。

なかなか肌トラブルが改善しないなら、血行の改善を!

肌トラブルの原因は様々ですが、肌表面だけをケアしてもなかなか改善しない頑固なお悩みには「血行改善」がおすすめです。

「血行」と聞くと、肩こりの改善?…と思うかもしれませんが、身体の血流をスムーズにするということは、女性の健康と美容にとても大きな影響を与えているんです。

血管を流れる血液は、酸素や栄養素を運んで各細胞に届けたり、不要になった老廃物を回収しています。この流れが滞ると、肌荒れやくすみ、シミ、しわなどの原因になる場合があります。

さらに、血行は肌だけではなく、ダイエットにも深い関係が!
血流の流れが悪くなることで、身体が冷えやすくなったり、基礎代謝量が低下してしまうことも。基礎代謝とは、身体を動かしたりせず、何もしなくても使用するエネルギーのこと。つまり、基礎代謝量が高ければ高いほど、やせやすい体質になれるのです。

若々しい肌づくりのためには、若々しいボディづくりが重要!そのためには、半身浴やウォーキングなどを取り入れ血行を促進したり、食事内容の改善をすることをおすすめします。

エステでも美肌づくりのためにボディコースを始める方もいるほど、身体と肌の関係は深いのです。特に肌荒れと同時に冷えや肩こり、疲れなどが改善しない人は一度エステのボディコースを体験してみてもいいかもしれません。

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おでこのシワは老けて見られるわ!表情の癖や紫外線などに気をつけてシワを予防するのよ!

執筆:皮膚科医 小林 智子
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