シワやたるみの原因!?糖化を防ぐアンチエイジングのための食事のポイント
2017.04.04
老け顔を招く「糖化」って何?
体がサビついてしまう「酸化」の次に、最近よく言われるようになった「糖化」。
糖化とは、体の中でタンパク質や脂肪が「糖」と結びついて劣化してしまうことを指します。つまり体の中で糖が余ってしまうと、タンパク質や脂肪と結合して、その過程で「AGEs」という物質が発生して老化を進行させてしまうのです。
糖化が起こるとシミやシワ、乾燥などの肌トラブルにもつながり、若返りからは遠ざかってしまいます。
糖化を防ぐ、今日から始めるアンチエイジング食事術
それではどのような食事が糖化を招いてしまうのでしょうか?
以下のような食習慣をしている方は糖化が進行している可能性があります。
・サンドイッチやカレーライス、パスタだけなど、単品食べをすることが多い
・甘いものが好き
・甘い飲み物をよく飲む
・濃い味付けが好き
「果糖」は果物だけじゃない?
なかでも気をつけて欲しいのが「果糖」です。果糖というと果物に含まれる糖とイメージする方も多いかと思います。
しかし、実は果糖は果物以外にも含まれているのです。果物なら、果糖以外にもビタミンや食物繊維が多く含まれているので問題ありませんが、注意したいのが果糖だけを抽出して作られた甘味料です。清涼飲料水やスポーツドリンクの成分表示を見ると記載してある「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」がそれに当たります。
この果糖は吸収のスピードが早いため糖化への影響も大きいのです。水分補給は水かお茶にして、甘い飲み物は控えるようにしましょう。
食事の初めは食物繊維から
糖化を防ぐには、甘いものを控えることはもちろんですが血糖値を急上昇させない食べ方も重要です。
血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるのが「食物繊維」です。食物繊維を多く含む野菜やきのこなどは消化、吸収に時間がかかるので食事の初めに食べることで血糖値の急上昇を抑えてくれます。
また、オクラやなめこ、めかぶなどのネバネバした食品を食事で摂ると糖の吸収が穏やかになります。毎食2皿は、野菜、きのこ、海藻類、ネバネバ食品などの副菜を摂るように意識していきましょう。
低GIを意識して抗糖化
GI(グリセミック・インデックス)とは食品を食べた後にどれだけ血糖値が上がるのかを数値化したもので、糖化を防ぐ食事を選ぶ時にも役立ちます。
低GI食品と高GI食品
主食であれば、白米よりも精製されていない玄米や全粒粉パン、蕎麦を選ぶ。食物繊維を多く含む野菜やきのこ、海藻類や、タンパク質を多く含む肉、魚、卵、大豆などは低GI食品です。
炭水化物を多く含む白米やお餅、食パン、うどん、じゃがいもなどは高GI食品なので、なるべく食べすぎないようにしましょう。
お茶で糖化を防ぐ?
最近、カモミールティーやどくだみ茶には、糖化を抑制する効果があることが分かってきているようです。糖質の多い食事の際に、一緒に摂るようにしてみてはいかがでしょうか?
糖化を防いで肌も身体も若返り
糖化は肌だけではなく、糖尿病やその合併症など健康へのダメージにもつながります。食習慣を見直して糖化を防ぐ食事術を身につけ、健康的な身体作りにつなげていきましょう。