なぜ女性は年を取るにつれて髪を短くするの?
2016.06.15 更新:2016.12.16
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30代に入ったころから、みんな髪を短くしてる?
最近、髪型を変えようとオシャレな人を観察したり、雑誌を見たりしていて気付いたことがありました。「女性って年齢を重ねるにつれてショート派が増えていくな…」
そういえば周りの友人も、30代に入ったころからボブやショートにし始めた人があっちにもこっちにも!なぜみんな短くするんだろう?と思ったので聞いてみました。するとこんな答えが。
女性が髪を短くする理由とは?
「妊娠・出産で抜け毛がすごいことに」
「髪が細くなってボリュームが減ってきたから」
「子育てで忙しいから簡単にセットできる髪型にした」
なるほど、妊娠・出産は女性にとって身体も生活も大きく変わる一大イベントですよね。それを機に髪型を変える人がいるのも納得。
意外にも抜け毛や薄毛に悩んでいる人が多いようでした。このような悩みを抱えているのは、男性だけではないのですね!たしかに、髪が寂しくなってくると、顔周りも寂しく老け顔に見えてしまいますよね…。
でも、なぜ女性も髪が薄くなるの?
髪が薄くなる原因
主な原因は以下のようなものが考えられるそうです。
ホルモンバランスの変化
出産後や更年期は、女性ホルモンのバランスが大きく変わる時です。この時期に髪が抜ける人が1番多いよう。女性ホルモンに似た成分、イソフラボンが含まれる大豆製品を食べるといいのだとか。
ただし、妊娠や出産によって起こる抜け毛は一時的なものなので、心配しすぎる必要はありません。出産から数ヶ月経って、ホルモンバランスが元に戻ってくるとまた生えてきます。
更年期によるホルモンバランスの乱れは、抜け毛だけでなく身体や心に様々な不調をもたらします。辛い症状が続く場合は、ピルによる治療も可能です。産婦人科で専門の医師に診てもらうことも検討してみるといいですね。
生活習慣の乱れ
睡眠不足や栄養不足など、生活習慣の乱れは血行不良を引き起こすことがあります。頭皮の血行が悪いと髪に十分な栄養が行き渡らず、髪が細くなってしまいます。夜はしっかり寝て、栄養のある食事をして、という基本的なことが老け顔改善のためにも大切です。
ストレス
ストレスで髪が抜けるというのはなんとなく聞いたことがありますよね。これも、ストレスによる血行不良が原因となるようです。
人はストレスを感じると、身体が緊張し、血管が収縮してしまいます。血管が収縮すると血の通り道が狭くなるので、血行が悪くなってしまうのです。
ダメージ
カラーやパーマ、日々のスタイリング剤などのダメージでも髪が抜けるそう。カラーやパーマも頻度が多すぎると要注意ですね。
また、紫外線が肌の老化を引き起こすことは周知の事実ですが、降り注ぐ紫外線は頭皮にも大きなダメージを与えています。健康的な頭皮を保つために、日差しの強い日は帽子や日傘を活用しましょう。
若々しい髪をつくるには?
少しでも薄毛を防ぐためには何ができるのでしょうか?
老け髪を防ぐシャンプー方法とは
髪を健康的に保つためには、美肌対策と同じで、皮脂やスタイリング剤などの汚れはしっかり落としながら、必要なうるおいは奪わないようにする必要があります。
シャンプー前にブラッシングをすることで、大半の汚れは落とせると言われています。その後ぬるま湯で髪と地肌を濡らし、まずはぬるま湯だけで予備洗いをしましょう。シャンプー前にある程度汚れを落としておくと、洗いやすくなります。
シャンプーは、髪ではなく地肌を中心に洗います。洗浄力が強すぎるものだと髪や地肌の乾燥の原因になり、髪の老化にもつながってしまいます。特に乾燥肌の人は洗浄力がやさしいものを選ぶといいですね。
トリートメントなどのヘアケア製品は、毛先を中心につけましょう。根本につけすぎると、根本が重くなりぺたんこ老け髪の原因になってしまう可能性が!
マッサージで頭皮の血行改善
頭皮がカチカチにこっていると髪が抜けやすくなるそう!シャンプーする時に指の腹で頭皮をほぐしましょう。雑貨屋などで買えるマッサージ用のグッズもなかなか気持ちいいですよ。
ただし、爪を立てて洗ったり、シャンプーブラシでゴシゴシと頭皮をこするのは逆効果!顔を洗う時にこすりすぎてはいけないように、頭皮に強い刺激を与えすぎるのもNGです。指の腹で頭皮全体を動かすようなイメージでほぐしましょう。
また、頭皮だけでなく首や肩周りの血行改善も大切。温かいお風呂に使ってリラックスすると、余計な力が抜けて血行の改善に効果的です。好きなバスソルトやアロマを垂らしてみるとリラックス効果がアップ!
ヘッドスパやマッサージなど、たまにはプロの手に頼ってみるのもアリかもしれませんね。
たっぷり睡眠できれいな髪に
生活習慣を整えることは、肌にとっても髪にとっても大切なことです。睡眠不足が肌にとって悪影響であるように、健康的で若々しい髪を保つためには質のいい睡眠が欠かせません。特に、ゴールデンタイムと呼ばれる10時~2時は眠っているのがベストだそうです。
薄毛改善のための食事とは?
髪を作っている栄養素はタンパク質です。女性が1日に必要なタンパク質量は50gだそう。詳しくはこちらでも紹介しています。肉や魚、豆類を意識して摂りたいですね。
また、先ほどのページでも紹介しているように、タンパク質の代謝のためにはビタミンB6も大切。ビタミンB6はレバーやマグロ、カツオなどに多く含まれているので、美味しく薄毛改善・老け顔解消を目指しましょう!
摂取したタンパク質を髪にするために大切なのが亜鉛。亜鉛は、薄毛予防に必須の栄養素とも言われています。牡蠣、豚レバー、牛肉などに多く含まれていますが、食事からの摂取が難しい場合はサプリで摂るのも手です。
血行改善のためにはビタミンE。おやつにナッツ類をつまんだり、サフラワーオイルや菜種油を料理に加えることで摂取できます。魚卵やアボカドにもビタミンEが豊富です。
髪型で若々しく見せるためには?
髪は短い方がいい?長い方がいい?
髪を短くする女性が多いと最初にも触れましたが、髪が長いと重力で引っ張られてボリュームダウンしてしまいます。ふわっと見せるためには、やっぱり短めにした方が扱いやすそう。
また、健康的なロングヘアは美しいものですが、加齢とともにツヤやコシがなくなってきた髪は、長いとどうしてもその年齢感が悪目立ちしてしまうことに…。髪質に自信がなくなってきたら、思い切って短くしてしまうと、若返って見えるかもしれませんよ。大人の女性のショートボブは素敵なものです。
髪色で老け顔を明るく見せる
髪の色も、顔周りの印象に大きく影響します。暗い色やくすんだ色は、大人の顔を老けて見せてしまう可能性があるので、ブラウン系がおすすめです。ただし明るすぎると若作りをしているような印象になりかねないので、自分に似合う色を美容師さんに相談してみましょう。
カラーをしてから時間が経つと根本が黒くなってきますが、これがあまりに目立ってくると、疲れた印象が出てしまいます。また、白髪のある人は生え際が目立ってくると一気に老けて見えてしまうので、定期的なお手入れを欠かさないようにしましょう。
ボリュームアップで老け顔改善
分け目を変えて、ペタッとした印象にならないようにトップにボリュームを持たせたり、トップの毛をカーラーやコテで巻いてふんわりさせるのも、老け顔に見せないためには有効な手です。ふんわりした髪型を作るには、くるくるドライヤーがあれば便利です。
また、髪を乾かすときはドライヤーを内側から外側へ、下から上へ向かって空気を含ませながら、根本を立ち上げるように当てることで、少しでもボリュームアップして見せることができますよ。根本がヘタっていると、毛先をいくら頑張って巻いても寂しい印象になってしまいます。
髪にボリュームを出すには、毎朝のスタイリングを工夫してみましょう。ボリュームアップやふんわり感う謳ったヘアミストやヘアスプレーを上手く使ってあげれば、細くてコシのない髪でも軽さを保ちつつ、ふっくらとしたボリューム感を出すことができますよ。
ヘアスプレーの特徴は、スタイリングした髪形を崩すことなくスプレーできたり、かける範囲も必要に応じて調整することができる点。その一方で、キープ力の強いものだと不自然に固まってしまうこともあります。
一方でヘアミストは自然な質感を保ちながらスタイリングができますが、スプレーと違って乾きづらかったり、キープ力が弱いことも多いようなので、自分の髪質にあわせて選ぶといいでしょう。
生活習慣や食習慣を見直すのに加えて、ヘアケア方法を見直したり髪型を工夫したりすることで、効率的に薄毛を改善して老け顔とさよならしたいですね。